農産物をネット販売をしたいんだけど、ホームページ作ってくれない?
それほど親しくない知人から、ある日メッセンジャーで連絡が来ました。
「ネットで有機野菜を販売をしたい知人がいるんだけど、ホームページっていくら位で作れるの?」「そ、そんなこと言われても」と私が即答できないのは以下の理由からでした。

まず大事なのは決済をどうするか

「ホームページで農産物を販売する」と言っても、まず決めなければならないのは「決済」です。決済をどうするかによって費用は大きく変わってきます。

<プラン1>銀行振込または、代金引換

銀行振り込みは、振り込んで欲しい口座を用意(または既存の口座)するだけですが、入金確認をスムーズに行えるよう、インターネットバンキングの機能のある銀行がいいでしょう。ゆうちょ銀行もインターネットの登録をしておけば入金があった時にメールで通知してくれます。
代金引換は、ヤマトや佐川などの運送会社と契約が必要です。
郵便局の代引きも便利です。郵便局の代引きは郵便局に当座預金を開設する必要があります。

<プラン2>ホームページからカートのサービスにつなげて使用する

ホームページにカートを作るには、ホームページとは別に、商品をカゴに入れて決済を行ってくれるASPと呼ばれる機能をもったカートを管理する会社との契約が必要です。
参考:
カラーミー 初期手数料0円、月額900円
BASE 初期手数料0円、月額0円 決済ごとに 6.6%+40円
メイクショップ 初期手数料10.000円、月額3,000円
他にもたくさんのカートASPがあります。

<プラン3>決済代行会社のAPIを利用して、自社サイトにカート機能をもたせる

おおよそ初期費用がおよそ10万円、月額費用1万円、手数料2.5%くらいです。営業担当と交渉して金額が決まったりします。

次に何をどう売るのか研究する

決済の方法が決まったら、ホームページに載せる内容を検討します。
こんなホームページにしたい、という自分のイメージに合ったサイトを見つけて、何をどうやって売っているのか(セット販売、予約販売など)研究、自分のイメージと実際の栽培や収穫時期に合う販売方法を決めていきます。商品点数がどのくらいか、更新頻度がどのくらいか見当をつけます。
このあたりでおおよその費用感がわかります
「どんな決済方法を使い」、「商品点数」と「更新頻度」が明確になると費用の相談ができるようになります。それから制作会社を選びましょう。売れていそうなサイトに電話をして、制作会社を紹介してもらってもいいかもしれません。

一般的には、プランAの決済を持たないホームページで15万円程度
プランBで20万円(ASP費用別途)、プランCで、4-50万円(決済システム料別途)の予算で考えるとよいかと思います。

よい制作会社に出会えれば、ネット通販は難しくありません。まずは、オーナーがこうしたいという事をはっきりと考えていると、必ずよいサイトができあがります。
サイトが出来上がってしまえば、売上は上がる一方です。またお客様の声などから新しい商品ができてそれが売り上げを上げていきます。直販は生産者と消費者を近づけ、利益を出す販売ツールです。ぜひ躊躇しないでインターネットのお店をオープンしてください。

ホームページからのお問い合わせ専用電話を新規に所得したり、畑にいても電話を受け取れるサービス「みんなにでんわ転送」のサイトも是非ご覧ください。

みんなにでんわ転送 岡部 真美