2018年2月8日に、港区のみなとパークにて、「賞味期限のウソ」の著者である井出留美さんの講演を聴講致しました!

講演テーマは「フードロスはなぜ生まれるのか〜現状と解決法〜」。

日本では、国内で生産される食品のおよそ3分の1が廃棄処分されるのだそうです。その量は実に600万トン以上にも登ります。

食品ロスの原因は「賞味期限への間違った認識」「農作物の規格の厳しさ」「欠品を恐れるメーカー」など様々です。

この問題の解決の為に、各地方自治体は3R(Reduce、Reuse、Recycle)の取り組みを進めています。
京都市はこの取り組みで今までゴミ処理コストにあてていた予算を100億円削減し、社会福祉費にあてることができる様になったそうです。

食品メーカーは天候情報を元に商品の発注量を変動させるウェザーマーチャンダイジングや賞味期限の日付記載方法の見直しなどで食品ロスの削減を実現しています。

官公庁は、農林水産省、消費者庁、環境省、文部科学省、経済産業省が連携して食品ロス削減の為の施策を策定しています。

▼農林水産省ロスノンの取り組みはこちら
http://www.maff.go.jp/j/shok…/recycle/syoku_loss/161227.html

ちなみに始めの問いの答えは「×!家庭からの廃棄がほとんど」でした。

家庭からの食品ロスを減らす為には
「家にある食材を確認して買い物に行く」、「空腹時に買い物に行かない」など、食品の購入決定をする我々が小さな事を積み重ねて行く事が大切ですね。

講演の最後は「賞味期限は目安。期限がロスを生み出す」という井出さんの言葉で締めくくられました。
詳しくは井出さんの著書「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」をご覧下さい!